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庄内南部地域 脳卒中地域連携パス集計表 第1号

平成24年3月

集計表をご希望の方は、地域医療連携室ほたる(TEL:0235-29-3021)までご連絡ください。

あとがき

 当地区では06 年6 月に鶴岡地区地域連携パス研究会を立ち上げ、まずは大腿骨近位部骨折地域パスの運用を開始しました。開始早々から、地域連携パスのIT 化は不可欠との認識の元、パス開始半年後にはIT 化したパスを運用しています。大腿骨近位部骨折地域連携パスに続き08 年12 月からは、急性期・回復期病院間での脳卒中地域連携IT 化パスを、さらに、09 年10 月からは維持期まで拡大したパスの運用を開始しました。脳卒中地域連携パスは当初から市立荘内病院を受診した脳卒中患者の全例を登録し、当地域における脳卒中患者データベースを構築することを主な目的としていました。それが他地域で運用されている地域連携パスとの大きな違いであり、それ故にこのような大規模なレポートを作成することできました。分析結果の一部は前回0 号として報告しましたが、今回は2010 年度に登録した523 例を維持(生活)期まで含め分析したものです。一地方における脳卒中治療の現状を表した貴重なデータと評価しています。

 地域連携パスは医療連携のツールとしてだけではなく、疾病管理を通して地域の医療の質そのものを向上させる取り組みでもあります。一方、疾病管理を実現するためには、運用結果を評価し、改善していくプロセスが必要であり、そのためにはデータ分析が欠かせません。今回の報告は現状分析にとどまっている部分が多いのですが、今後は分析の結果を実際の医療や介護の現場にどう生かしていくかが問われてきます。脳卒中地域連携パスの運用が、脳卒中再発率の低下に寄与すること、また寝たきり防止や健康寿命の延長につながることを期待し、今後とも活動を継続するつもりです。

 一方、すでに電子化されたデータとはいえ、その分析にはかなりの労力を要しました。未入力のデータやパスの入力項目だけでは判断できない事項については、カルテに戻っての調査も必要でした。鶴岡市立荘内病院神経内科の丸谷宏先生をはじめデータマイニング委員会のみなさんの多大な労力には、ただただ感服するしかありません。また、本レポートはパスに関わった多くの皆さんの汗の結晶でもあります。この場をかりてその尽力に深い敬意と感謝を表するとともに、今後ともさらなるご協力をお願いいたします。
2012年3月
庄内南部地域連携パス推進協議会
データマイニング委員会
委員長 三原一郎