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平成27年度 庄内南部地域連携パス推進協議会 全体会


平成27年度 第9回 全体会 懇談会 3/7 UPLOAD!
日 時 平成27年2月9日(火) 18:45~21:00
場 所 鶴岡市勤労者会館
参加者 医師、看護師、リハスタッフ、相談員、事務など48名

 2月9日、勤労者会館で、庄内南部地域連携パス推進協議会で初めての懇談会を行いました。

 2006年の地域連携パス研究会の設立から10年活動を継続していますが、全員を対象とした懇談会は初めのことになります。

 会長挨拶のあと、丸谷先生、ストローハットの菅原さんから4月から運用開始予定の新しい脳卒中地域パスのシステムの紹介があり、武田先生の乾杯の音頭で記念すべき第1回目となる懇親会が始まりました。それぞれが苦労して運用してきた地域連携パスの仲間達の会ですから、あちこちで和気あいあいの会話で盛り上がり、さらには、じゃんけん大会ではその盛り上がりもピークへ、更なる親睦を深めるとても和やかないい会となりました。最後は、にこにこ顔の佐藤和彦先生の挨拶で中締めとなりましたが、飲み足りない仲間は長三郎へ移動し、夜遅くまで、さらなる親睦を深めました。

たかだ飲み会、されど飲み会、飲み会が繋ぐ地域連携

第9回懇談会  第9回懇談会  第9回懇談会  第9回懇談会
 
平成27年度 第8回 全体会 1/29 UPLOAD!
日 時 平成28年1月12日(火) 19:00~20:30
場 所 荘内病院講堂
参加者 医師、看護師、リハスタッフ、ケアマネジャー、相談員、事務など約55名
内 容 1.運営委員会の報告(事務局より)
2.日本クリニカルパス学会報告 その2
 12月に引き続き学会報告会その2となります。
QOL向上に繋げる口腔ケアの実践
鶴岡市立湯田川温泉リハビリテーション病院 主任看護師 齋藤 千鶴 さん
 入院患者の高齢化に伴い栄養状態や免疫機能、嚥下機能の低下による誤嚥性肺炎発症のリスクが高いケースが多い現状である。それらの問題を回避し全身状態の改善とリハビリ効果を上げるためにも、適切な栄養管理と口腔内環境を整えることが重要であると考え、その活動内容として口腔アセスメントシートを導入し、状態評価を行ったうえで個別ケアプランを立案し統一した口腔ケアを実践、さらに口腔ケアラウンドを定期的に行うことで口腔内環境の最適化を図り、生活の質向上に向けて取り組んだ。

<考察・結論>
  • 口腔アセスメントシートに基づき十分な観察を行い、個別ケアプランや口腔ケアラウンドによって適切なケアを実施する事で、口腔内環境が改善するだけでなくリハビリ効果を上げると判断された。
  • 患者に寄り添うケアを工夫し、チームが一つになって機能回復に向けて取り組むことがQOL向上に繋がるのだと改めて口腔ケアの重要性を再認識した。
 
【シンポジウム】
鶴岡地区5大がん地域連携パスアンケート調査報告
山形県立こころの医療センター 主任看護師 三原 美雪 さん
 県内統一5大がん地域連携パスの当地区における課題を明らかにするため、平成26年7月~10月までの期間、次の通りアンケート調査を行った。
  • 「私のカルテ」を使用した患者全員(調査依頼患者数69名、回答患者数48名・回収率70%)。
  • 連携医療機関(調査対象医療機関数55カ所、回答数33カ所・回収率60%)

<結果・考察>
患者用アンケートでは
  • 「私のカルテ」は役に立っているが83%、今後も病院主治医とかかりつけ医の両方でみてもらいたいが88%と高く、「私のカルテ」を良く理解して診療や検査に役立てており、今後も二人主治医制で診てもらいたいと思っていることがわかった。
医療機関用アンケートでは
  • 連携医療機関登録をしていないが51%あり、その理由として、がん専門外だから、手続きが面倒だからなどが挙げられた。
  • 計画表についても、はさみ場所が分かりにくい、検査をどちらですればよいか迷う、相談できるシステムがないなど辛口の意見が多く寄せられた、患者の安心感のために「私のカルテ」に記載しているが、実際の内容には満足していないことが明らかになり、全体的に見ても改定の必要性が示唆された。
 
【シンポジウム】
精神科こそパスは必要?!パス導入運用中の苦労話
山形県立こころの医療センター 主任看護師 三原 美雪 さん
  • 精神科は多職種連携によるチーム医療が日常的に行われていて、訪問看護やデイケアの導入や精神社会福祉士が地域と密着した連携を図っている。そこにパスを導入して可視化と標準化を図ればチーム医療が更に推進されるはずなのに、どうしてパスが普及していないのだろうか。今、精神科は隔離から地域へという大きな追い風の中だが、地域に根付く文化風土、偏見や十人十色の複雑な症状や背景、客観情報が極めて少なく主観情報が優先されるといった特徴が精神科の標準化、パス導入を阻んでいると思われた。しかし今年度は院長より強いトップダウンがあり、新たに急性期統合失調症、急性期気分障害、認知症の3疾患のパスの運用が始まった。一般診療科のパスをそのまま精神科にあてはめるのではなく、精神科に合ったパスの作成と運用について今後の課題と対策を考える。
 
学会参加・トレンド調査報告     事務局

<全体演題数と地域連携パス演題数>
  • 2013年より一般演題がポスター発表になったため、全体の演題数が増加した。今年はポスター演題数が更に増えたが、地域連携パスの演題が減ってきている。地域連携関連のシンポジウムが「地域連携パス」から「地域連携とパス」というテーマに変わった影響もあると思われる。

<2015年疾患別地域連携パス演題数>
  • 3大連携パスは大腿骨が横ばい、脳卒中が減少、がんが増加している。5疾病のなかでは認知症が大きく数を減らした。口腔機能管理での連携パスの活用が増えてきている。

<2015年都道府県別地域連携パス演題数>
  • 2015年は東京都からの演題数が増加している。ここ数年の実績から、山形県、群馬県、大阪府の3つが地域連携パスの学会報告実績の高い都道府県だという事がわかる。
 
第8回全体会  第8回全体会
 
平成27年度 第7回 全体会 1/29 UPLOAD!
日 時 平成27年12月8日(火) 19:00~20:30
場 所 荘内病院講堂
参加者 医師、看護師、リハスタッフ、ケアマネジャー、相談員、事務など約58名
内 容 1.運営委員会の報告(事務局より)
2.定例報告(8月~10月データ)
3.日本クリニカルパス学会報告 その1
 11月13日(金)~14日(土)に舞浜にある東京ベイ舞浜ホテルクラブリゾートを会場に開催された「第16回日本クリニカルパス学会学術集会」で当地区から発表した内容の報告会その1です。
「南庄内大腿骨近位部術後地域連携パス分析 第6報」
鶴岡協立リハビリテーション病院 茂木 紹良 先生
 第3報で受傷前生活機能カテゴリを作成し、第4報ではそのカテゴリ毎の術後2週BIと退院時BIの中央値より小さい場合をバリアンスと定義した。今回このバリアンスの妥当性を2013年のパスデータを用い検討を行った。

<考察・結論>
  • カテゴリ毎の術後2週BIのバリアンスの有無で退院時BIに有意な差を認めた。退院時歩行自立度・手段と退院時BIのバリアンス有無の関係を明らかにした。
  • 受傷前生活機能カテゴリと術後2週BIのバリアンス定義は、大腿骨近位部術後地域連携パスにおけるアウトカム分析に有用であることが示唆された。
 
脳卒中地域連携パス回復期バリアンス分析から得られた要因別特徴
鶴岡協立リハビリテーション病院 理学療法士 新田 俊介 さん
 当地区の脳卒中地域連携パスの回復期病院におけるバリアンス発生者の特徴を明らかにすることを目的とし、2010年1月~2014年12月の期間、脳卒中パス登録された2,626名のうち回復期病院へ転院した1,263名を対象に、調査、分析を行った。

<考察・結論>
  • バリアンスを細分化するほど各群の単年ごとの症例数が減少するため、分析は困難になるが、5年間蓄積したデータを分析することにより、バリアンスごとに病像が異なる事を明らかにした。
  • 分析によって明らかになったバリアンス別の特徴を、パスにおける個別的対応に役立てていく。
 
維持期連携パス導入後の脳卒中地域医療の現状
鶴岡市立荘内病院 理学療法士 渡部 美穂 さん
 脳卒中地域連携パスにおける維持期の現状と「わたしの健康ノート」の活用状況を把握するために、地域内の医療機関にアンケート調査を行った。(対象:内科系医療機関と施設を含む56施設、有効回答42施設 75%)

<結果・考察>
  • 脳卒中連携パスの認識率は90%、当地域にパスが必要と考えているが76%だが、維持期医療機関としての登録率は45%にとどまっている。
  • わたしの健康ノートの認識率は43%と低いが、取り組みには賛成は84%であった。また、患者の持参率は72%で記載している率は85%と高くなっているが、維持期医療機関でノートを確認している割合は44%と少なかった。
  • 手続きの問題や入力の簡素化によって維持期医療機関の参加率を向上させることが可能と考える。一方で、在宅でのADLの評価が画一されていないため医療、介護で共通した評価が出来るように「わたしの健康ノート」を通じて情報共有を図っていくことが必要と考える。
 
糖尿病連携パスにおける栄養士の役割と活用
宮原病院 長島 早苗 先生
 糖尿病栄養指導の実施の重要性をかかりつけ医に認識してもらい、地域栄養士活用の派遣システムを構築することを活動の目標とし、その実現に向け現状を把握するために「栄養士による糖尿病栄養指導の必要性」についてアンケート調査を行った。(対象:内科系診療所41施設、有効回答31施設 70.5%)

<結果・考察>
  • 栄養指導に困難を感じているが74%で、栄養士による栄養指導の必要性を感じるが80%と高くなっている。栄養士派遣システム利用への関心についての問いには68%が、関心があると回答している。
  • 栄養指導を目的とした連携パターンを設けることで、パス参加医療機関を増やすことも可能になると感じた。
  • 今後の連携パス運用をさらに活性化し、地域での糖尿病治療の標準化を図りたい。
 
第7回全体会  第7回全体会  第7回全体会  第7回全体会
 
平成27年度第6回 全体会 10/22 UPLOAD!
日 時 平成27年10月13日(火) 19:00~20:10
場 所 荘内病院講堂
参加者 医師、看護師、リハスタッフ、ケアマネジャー、相談員、事務など約70名
内 容 1.運営委員会の報告(事務局より)
2.症例検討会
今回の連携パス推進協議会全体会のメインは、症例検討会です。
(事例報告とその後職種毎でのグループディスカッション)

脳梗塞を発症し、急性期~回復期病院を経て自宅退院したアルツハイマー型認知症をもつ79歳女性が、
退院後すぐに利用したショートステイ先で大腿骨頚部骨折を受傷した事例を提示し、
医師、看護師、リハスタッフ、ケアマネジャー、相談員などそれぞれ職種ごとのグループに分かれ、
どのような情報を伝えるべきか、または聞き取りたいかをテーマにディスカッションしました。

伝えたい、聞き取りたい情報
 ・環境の変化で、精神状態が変わること
 ・実際の生活場面での危険行動
 ・落ち着かない時間帯
 ・情報の重要度
 ・夜間の入眠状況、眠剤使用の有無
 ・うつ状態に対する内服状況
 ・認知症による行動のムラ
 ・外泊時と入院時の行動の違い
 ・センターマットなど使用状況

これらが各グループから発表されました。

多職種連携における、情報共有の大切さを改めて学んだ場となりました。
第6回全体会  第6回全体会  第6回全体会  第6回全体会
 


事務局

一般社団法人鶴岡地区医師会
地域医療連携室ほたる
〒997-0035
山形県鶴岡市馬場町1-34
(鶴岡地区医師会館内)
TEL:0235-29-3021
FAX:0235-29-3022

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