トップ  >  脳卒中パス集計表2号

庄内南部地域 脳卒中地域連携パス集計表 第2号

平成25年3月

集計表をご希望の方は、地域医療連携室ほたる(TEL:0235-29-3021)までご連絡ください。

あとがき

 当地区の脳卒中地域連携パスは2008年12月からスタートし、09年10月からは維持期にまで拡大されました。発足当初からIT化したパスを運用してデータ分析の効率化を図るとともに、地域の急性期脳卒中患者が市立荘内病院に集中することを利用し、荘内病院を受診した脳卒中患者の全例を登録するように致しました。その結果、連携パスの導入により、当地域における脳卒中患者データベースを構築することが可能となりました。このたびデータマイニング委員会の汗の結晶である「脳卒中地域連携パス集計表第2号」が完成し、これを皆様にお届けできることは、庄内南部地域連携パス推進協議会メンバー全員にとって大きな喜びであります。

 「集計表第2号」は2011年1月1日より12月31日までに登録された518名のデータ集計ですが、連携パスが維持期にしっかりとつながる前のデータをまとめた「集計表0号」含めると3回目の報告ということになります。「集計表1号」と共通の集計項目を用いているため比較検討が容易です。例えば1号でTAP分類の計画より長いと指摘された「回復期転院患者の急性期在院日数」は、いまだ目標には達しないものの、平均で2日短縮されたことがわかります。今回維持期に関するデータ分析は、第13回日本クリニカルパス学会における渡部美穂さんの発表の形でそのまま掲載されていますが、その内容は維持期の皆さんには大変励みになり、かつ示唆に富むものであります。また、同学会における新田俊介さん、遠藤貴恵さんの発表も収録されております。いずれも脳卒中連携パス活動の中で生まれた豊かな稔りの一例であり、広く専門職以外の方々にもぜひご一読頂きたいと思います。

 当地区における脳卒中地域連携パスは、脳卒中再発率の低減および患者のADL 低下防止に寄与し、また寝たきり患者の減少や健康寿命の延長につながることを期待するものです。IT化パスの分析は、連携パス導入の効果検証だけでなく、当地区における脳卒中診療や疾病管理に関する評価に役立つものであり、ひいては医療の質的向上のための指針を与える貴重なデータとなるものであろうと思います。医療関係のみならず、行政、施設、居宅サービス関係等々、職種は問わずどなたでも参加できます。興味関心を持たれた方々の積極的参加を希望いたします。

 最後にデータマイニング委員会の皆さんのご努力に深く感謝いたします。
2013年3月
(当時)湯田川温泉リハビリテーション病院院長
竹田浩洋